ユズがやってきた
マーボはもううちにすっかりなじんだので、もう1匹、猫を飼うことにした。マーボも友達がいたほうがうれしいに違いない。例のごとく、里親募集のWebページをあさる日々。そして先日、何匹もの子猫がいるというお宅を発見。さっそく今日、子猫を見せてもらいに行ってきた。ケージ持参で、もう貰う気満々な我々夫婦。
13時に伺う約束だったが40分も前に到着してしまった。多摩地区はそれはもうひどい道路事情だろうという恐怖心があったものだから2時間かかると踏んでいたのだけど、わりとすんなりと行けてしまった。 玄関を上がりリビングに通される。そこには10匹以上の猫がひしめいていた。あまり人なれしていないらしく、見知らぬ我々夫婦を見て驚き戸惑う猫軍団。部屋の隅に逃げ隠れて固まっている。大人の猫は比較的落ち着いているが、子猫たちはかわいそうなくらいに焦っている。そんな子猫たちの中から1匹のメスを選択し、無事、譲り受けてきた。 新しい猫の名前をここ数日考え続けてきたのだけど、決定的な名前が浮かばない。二人であれこれ名前を出し合うのだけど、ジャムやマーボに匹敵するいい名前が浮かばない。月並みだけどミミとかモモとかでいいんじゃないのか、と諦め気分になっていた。 帰りの車中でも考え続けた。今日のうちに獣医さんのところへ連れていくつもりなので、早く決める必要がある。まあミミあたりでいいんじゃないかな、とは言いつつも、なんとなく違和感を感じる。妻も決定的な気分になれないらしい。そんなときふと出た名前が「ユズ」。二人組みの音楽家も連想できるし、おいらの妹がその音楽家たちの大ファンであることも連想できるが、それらの連想を払拭して純粋に柚子をイメージしたとき、この猫の名前としてぴったりだという確かな感触が得られる。妻も同様らしく、めでたくユズに決定。 ユズをうちに連れて帰ると、マーボはさっそく興味を示し始めた。ケージの中を覗き込んでいる。ケージの扉を開けてやったら、マーボは中へ入り、いたわるようにユズを舐めてやる。しかし緊張しきって固まっているユズは反応を示さない。 マーボを引き離しても、ユズはケージの中で固まっている。親やら兄弟姉妹やらという大勢の親族の中で育ったユズにとって、身内が一人もいない環境はまったくの別世界なのかもしれない。ケージの外に出してやっても、狭い場所を見つけてそこに閉じこもってしまう。エサや水を示してやっても反応しない。慣れるのに時間がかかりそう。というか、ほんとに慣れてくれるのだろうか。ちょっと不安になってくる。 まあしかし、マーボが威嚇しなかっただけまだいいのかも。それでも、慣れてくれるまでは気が気でない。とりあえず、エサだけは食べますように。
by yano-a
| 2004-03-02 00:00
| 猫
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